デイリーMoccoly

虫を食べる会 その1

8月にMoco*Roomにて、『虫を食べる会』を開催した。
そもそも何故虫を食べる会なのか!
アフリカンダンスクラス(現在は一時休止中)に、普段からよく虫を食べているという生徒さんがいて、
彼女の虫愛溢れる話を聞いているうちに是非食べてみたくなったからだ。
もちろん講師はその生徒さん。通称、虫ちゃん。(写真参照)
虫ちゃんに講師を依頼したところ、とても喜んでくれた。
私も虫ちゃんも参加者の皆さんも、全員ワクワクしながら『虫を食べる会』当日を迎えた。

今回虫ちゃんは初心者向けの虫フルコース6品を準備して来てくれた。
取りあえず虫ちゃんの自己紹介からスタート。
参加者の皆さんは虫ちゃんと昆虫食にとても興味深々で、最初から質問の嵐。
大いに盛り上がったところで、まずお通しに出てきたのは、「ドライワーム」「ドライコオロギ」のおつまみ。
最近ではドライ虫として、お洒落なパッケージに入ってネットなどで販売されているらしい。
一見可愛いお菓子屋さんで売られていそうなパッケージを良く見てみると、
カップケーキの上にトッピングとしてドライ虫をふりかけたイラストが。(写真参照)
なかなかシュールだ。
お皿に出したドライワームとドライコオロギはごく普通のおつまみという感じで普通に美味しそう。(写真参照)
早速食べてみると、うまい!
更にナッツや塩昆布を混ぜると、もう柿ピー感覚で止まらない。
というか、柿ピーより私はこっちの方が好き。
虫を食べてる感ゼロ状態で、あっという間におつまみ終了。
そのあまりの速さに、虫ちゃんビックリ!

次に登場したのは、前菜の「タガメの人参サラダ」。 (写真参照)
この料理はタガメを茹でて、身を取るとこからみんなで作った。
主役のタガメ。かわいい顔だ。
虫ちゃんはこのタガメの顔の部分を収集していた時期があったそう。
分かる気がする。
今度はタガメのピアスを作るのもいいんじゃないか!
と盛り上がりながら、タガメのお腹をハサミで切って中の身を取り出す。
タガメのお腹を切ると、中からは柑橘系のフルーティーでお洒落な香りが漂ってきた。
これほどまでに清々しくいい匂いは、見た目からは全く想像出来ない。
タガメ料理に期待が膨らむ。
人参の細切りに混ぜて出て来たのが、タガメの人参サラダ。
見た目は全く虫料理ではないし、食欲をそそるいい香りがする。
これを一口食べてビックリ!
高級フランス料理店で出されるような格調高い味!(って、そんな店で食べた事ないけど)
人参サラダなのにフレッシュでステキな味が口いっぱいに広がり、幸せを感じたと同時に、
ちょっとしたカルチャーショックを受けた。
1匹から取れる身はわずかだが、少量でも香りと味の存在感は充分。
虫なんて微塵も感じない!
これは毎日食べたい!
このサラダにパスタを加えてもいいかも!
なんて意見も出たりして、これまたみんなであっという間に完食。
またしても虫ちゃんビックリ!

つづく。。。

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