デイリーMoccoly

魅惑のWESTERNER

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社長に連れて来て頂いたのは超老舗の外人バー「WESTERNER」。
扉を開けると「ハロー!」とイカした大先輩3人が出迎えてくれた。
薄暗い店内にはジュークボックスがあってビリヤードがあって、カウンターにはちょっとマッチョなイケメンとセクシーな外人。
奥には太めでヒゲ面で腕に立派なタトゥーが入ってるこれまた外人オーナーが控えている。
っていう想像していた外人バーと遥かに違ったが、そんなよくある外人バーより遥かに素敵だった。
店内はWESTERNERという名前の通りウエスタンバーになっていて、スタッフの大先輩3人もウエスタンな格好をしていた。
何が凄いって、入った瞬間この3人の大先輩達の勢いが凄まじかった!
コテコテの長崎弁と英語で物凄い勢いで喋りまくる3人は、まるで遊園地のアトラクションのよう。
しかしそれは決してうるさくなく、非常に楽しく心地良い。
見た目のインパクトと強烈な喋りのインパクトと更に豪快な飲みっぷりのインパクトに、私は一瞬にして完全にこの店の虜になった。
何が何だか良く把握出来ないままカウンターに座らせられ、まずはいきなり全員でテキーラの一気飲み。
その後どんどん注がれる水割りをどんどん飲んでいると、突然WESTERNER恒例の顔に髭を描かれテンガロンハットをかぶらされての撮影会が始まった。
もう最初からテンションは上がりっぱなしで大騒ぎ。
大喜びしている私に社長は「Moccolyさんは超イケメンがいる外人バーより、絶対ここが気に入ると思った!」と自分も大喜びしながら言った。
さすがラテン系仲間!
私の事を良く分かっていらっしゃる。
しばらくして店の状況をある程度把握してきたので大先輩達をじっくり観察してみると、全員とにかく超カッコイイ!
テンガロンハットも髪もシャツもバッチもベルトもバックルも革のタイトスカートも生足もヒールのサンダルも、頭からつま先まで全てパーフェクトだ。
こんな風に格好良くウエスタンを着こなせる日本人はそうそういない。
しかも接客も立ち振る舞いも超一流だ。
この3人は日本で数少ない接客のプロフェッショナルだ。
私が感心していると社長がこっそり、実はこの3人は皆“古希”を過ぎているんだよ。
と教えてくれた。
なにーーーーーっ!!!!!
古希を過ぎてるって、エーーーーーッ!!!!マジーーーーーッ!!!!
それは益々かっこよすぎる!
更に社長は、何だかMoccolyさんの未来の姿を見てるようでしょ?
と言った。
確かに。特に赤いシャツの先輩なんて喋り方といいダミ声といい、きっと私こうなるんだなァ…と思わずにはいられなかった。
なんて、こんな古希になれたら凄くカッコイイ事だ!
何だか立石とか高砂とか京成線沿いにありそうな「WESTERNER」。
接客のプロフェッショナルが営む店は、まさにエンターテインメントなんだと感じた「WESTERNER」。
今回の佐世保というかツアーで一番印象に残った時間だった。
あ〜楽しかった!

※写真一番右の赤いシャツの先輩が私の未来の姿。
この写真を携帯の待ち受けにして、大先輩3人から日々“喝”を入れてもらっている。

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