UFOの里その4
中に入ると予想以上の手作り感ぷりに、ツッコミどころ満載だった。
えっ!
これでいいのか!そしてこれはマジなのか!目を覚ませUFOの里!
何となくは分かっていたが、まさかこんなにまで文化祭レベルだと、逆に感心してしまう。
もはや何からつっこんでいいのか分からないし、こう全部が全部ツッコミポイントだと、もしかして本当はこれが正解なのかも。。。。
と妙に納得してしまいそうになった。
しかし明らかにこれでいいはずがない!
ただでさえUFOは信憑性が薄のに、UFOふれあい館の信憑性はそれより更に薄い為、もう何をどう信じていいのか分からなくなって頭がクラクラしてきた。
3Dの立体ビデオもあった。
スタッフの人が私達3人だけの為に3D用メガネを持って待っててくれた。
多分スタッフはディズニーランドのアトラクションを案内するような楽しい気分なのだろうが、こちらはいろんな意味で恐怖と不安でいっぱいになった。
そして3Dの内容は全く良く分からなかった。。。
しかし2Fには更に良く分からない空間が待ち受けていた!
なんと2Fは温泉なのだ!
はっ。。。?
一同笑いを通り越し、ただただ黙って階段を上った。
2Fに上がるといきなり湯上がりのオッサンがマッサージチェアーに座っていた。
意味分からない!
何故温泉なんだ!
女湯を覗くとおばちゃんが入っていた。
またしても意味分からない!
そして一番衝撃的だったのが休憩室の畳の模様!
なんとUFO!
最高に意味分からない!
入り口の公衆電話同様、こだわるポイントがズレまくっている。
というか、UFOふれあい館の2Fに温泉と休憩室があるという事自体ズレにズレている。
休憩室の大広間は地震の影響でかなりグチャグチャになっていた。
やまじ君が問合せをして、和室のみが閉鎖していると言っていたのは、この部屋の事だったのか。。。
謎は解けたが、それと引き替えに意識が半分遠くなった。
良く見るとUFOふれあい館全体の壁のいたるとこに亀裂が入っていた。
非常に危険だ。
安全の為に直に閉鎖した方がいい気がするが、こうして堂々と開館しているのは、もしかして宇宙人の御加護によって絶対に崩れない!という確固たる自信があるからなのだろうか。
あっ、もしかして、マッサージチェアーに座っていたオッサンが宇宙人だったのかもしれない。。。
つづく