デイリーMoccoly

井上順

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私は井上順が好きだ。
凄くハンサムで、凄く優しくて、凄くお茶目で可愛いらしい。
声も凄く良くて、スパイダースからピタゴラスイッチのナレーションまで全部好き!
ハーフみたいで生粋の日本人とはとても思えない雰囲気がある。
日本にもああいう男の人いるんだなァと見る度に感心する。
実は私はかなり前から密かに井上順を狙っていた。
テレビの前でいつも、井上順だったら結婚してもいいかもなァ。と気持ち悪いファンぶりを発揮していた。
あんなハンサムで優しい人が独身なんてもったいない!
というか、私と出会う為に独身なのかも!
そうだ!そうに違いない!井上順待っててね☆
と、私は非常にたちの悪い妄想を膨らませて一人喜んでいた。
だから絶対彼女なんて出来る訳がない!と何の根拠も無く信じきっていた。
しかし先日、井上順に彼女が出来た事を知った…。
しかも彼女が出来たのは去年。
更に相手は30下で30代。
多分私とあまり変わらない女子だろう。
井上順は「僕もいつも元気ですけど、彼女はもっと元気でいいんです!」と嬉しそうに語っていた。
私がコツコツと築き上げてきた井上順との結婚生活という名の妄想の城が、目の前で一気に音をたてて崩れた。
私と同年代の元気な彼女ならば、私でもいいじゃないか。
というか私の方が絶対いい!
その彼女より多分元気だし、多分プラス思考だし、多分料理上手だし、何よりダンスだって踊れちゃう。
納得がいかない私は、母レイコに自分の方が井上順の彼女として断然いい!という主張をした。
すると母レイコは、「順ちゃんはMoccolyじゃ癒されない」と言った。
確かに…。“癒し”という点では多分というか絶対に負ける…。
ハッキリ言って“癒し”という事に関して、私はどう頑張っても太刀打ち出来ない。
普段は冴えないただのレイコなのに、この日はやけに的確な意見だったのと、順ちゃんとか友達感覚で井上順の事を呼んでいたのとの両方に違和感を感じながらも、“癒し”が欠けている自分を認めざるを得なかった。
井上順は目の前でダンスなんかされるよりも、ただただ癒されたかったんだなァと思う事にしよう。
そうでも思わなきゃやってらんない…。

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