デイリーMoccoly

タコス

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とある居酒屋のメニュー表に突然「タコス」の文字が!
このラインナップからいってタコスってあまりに唐突過ぎる。
「真イカ丸干し」と「銀ムツカマ煮付け」の間にいきなり「タコス」が当たり前のように紛れ込んでるのもまた凄い。
あまりに普通に書いてあった為、もしかしてメキシコ料理の「タコス」じゃなくて、「タコ酢」の事なんじゃないか…と思ったりした。
「タコス」の文字が申し訳なさそうな感じじゃないし、照れ臭そうな感じでもないとこから、これは「タコ酢」のせんが強まってきた。
でもタコ酢だったら、なぜ酢を漢字で書かないんだ?
本当のとこはどっちなの?
かなり気になってきたのでついにお店の人に、
あの…タコ酢ってタコの酢の物で、まさかあのタコスじゃないですよね?
と聞いてみると、
あのタコスです。挟んで食べるあのタコスですよ。
との返答が。
えっ!やっぱりあのタコス!?
面白いから早速タコスを注文。
きっと大したタコスじゃないんだろうなァ。と期待せずに待機。
出て来たタコスは見た目はやはり大した事なかった。
タコスの皮も何だか良く分からない感じだ。
しかし一口食べてビックリ!
美味しい!何だか分からないけど美味しい!
決してタコスじゃないけど美味しい!
昔からタコスを食べてる訳じゃないし、おばあちゃんが作ってくれた訳でもないけど、昔良くおばあちゃんが作ってくれたタコス。みたいなどこか懐かしい素朴な感じのタコスだった。
これは癖になる!
居酒屋のタコス恐るべし!

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