デイリーMoccoly

なにわのキューバ人

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石垣初日「ステラ」のライブに、突然キューバ人みたいな大阪のおっちゃんが登場した。
一番前の真ん中に座り、終始大声で叫びまくっていた。
かなり面白い。
ライブをしているこちら側が、おっちゃんの盛り上げライブを観ているようだ。
おっちゃんは大阪から観光で1週間石垣に一人で来ていて、ライブ前日にレゲエバーでたまたまヤマトさんと会ったらしい。
おっちゃんは律儀にもライブに来てくれたという訳だ。
しかしどこからどう見てもキューバ人にしか見えない。
コテコテの関西弁だが、ブエナビスタの映画に出てたんじゃないか。ってくらいキューバ人丸出しだ。
面白い。
ライブ中散々盛り上がったキューバ人は、打ち上げでも更にヒートアップ!
ヤマトさんの歌と楽器、そして私のダンスが良かった!良かった!と怒るように誉めてくれた。
怒られてんだが誉められてんだが良く分からない。
面白い。
しかし良く話をしてみるとこのキューバ人は、音楽やダンスについて結構詳しい事が判明した。
舞台関係やミュージシャンのマネージャーの仕事もしていたらしい。
でも今は塾の先生。
えっ!塾の先生!?この風貌と塾は真逆の位置に存在するのに!
キューバンリズムに乗ってギターを弾きながら教えてるとか?
それともパーカッションを叩きながら?
狭い個室の中で一体どんなクラスが繰り広げられているのだろうか…。
習いに来ている子供達は何を感じ何を学んでいるのだろうか…。
全く検討がつかない。
面白い。
そしてキューバ人は散々一人で喋った後、明日のライブも行くよ!と言い残し、去って行った。
台風一過のようだった。

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