デイリーMoccoly

自分現実とお洒落現実

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東京ナンガデフ時代の仲間、「駒沢レオ」に超久しぶりに会った。
先日仕事の用事で電話をした時、最近レオが「マイア・バルー」という歌手のパーカッションを担当しているという話題になり、そのライブに誘われたので行って来たのだ。
会場は青山のスパイラルの地下“Cay”。
客層も業界の人らしきお洒落な人が多く、というか実際“クリスペプラー”や“篠原ともえ”なども来ていて、バンド自体も非常に洒落ていた。
さすがレオ!何から何まで全てがお洒落で統一されている。
あっ、レオというのはとにかく超都会的なイケメンタイコ叩きなのだ。
人に観られる為に生まれてきたと言っても過言ではない程に“華”がある男だ。
パーカッションの音色や叩き方、更にはリズムの刻み方までいちいちお洒落だし、いちいち華があるし、いちいち素晴らしい。
そんな都会派レオにピッタリの場所、ピッタリの客層、ピッタリのバンドだった。
ここまで絵に描いたようなお洒落空間が本当に存在するんだなァ。
あまりに全てがレオにピッタリ過ぎる空間に、ハァ〜と自然とため息が漏れた。
何だか全てがお洒落空間の為のそういうセットとそういうエキストラみたいだ。
一人お洒落空間セットに迷い込でしまった私は、今まで見てきた現実と今見ている現実との狭間を行ったり来たりしながらフワフワと漂っていた。
これはお洒落現実に限らず、私が時々体験する現実錯覚感覚で、久しぶりにまたこの感覚が訪れた。
一体どっちが現実んだろう…。
多分どっちも現実なんだろう…。
じゃあ一体現実って何だろう…。
現実にもいろんなジャンルがあるんだなァ…。
私は完全に現実の遠近感が狂ってしまった。
今まさにその現実の中に自分は存在しているのに、私だけガラス張りの中でたった一人孤立しているようだった。
というか、私がガラス張りの外にいたのだろうか?
お洒落な現実は店を出ても消える事なく、電車の切符売り場まで続いた。
しかし切符を買おうと財布を出した時、お店の伝票代わりのカードが出てきて、飲み物の精算をしてくるのをすっかり忘れてしまった事に気付いた。
ガーーーーーン!
そこでやっと今までのお洒落現実から一気にいつもの自分現実へと、現実が入れ替わった。
一瞬、出る時店の人も気付かなかったくらいだからこのまま帰ってもいいんじゃないか…。との邪念が頭をよぎったが、それでは私は犯罪者になってしまうので、いつもの自分現実のままの状態で再びもうひとつの現実へ、お金を払いに戻った…。
私って一体…。
自分現実って一体…。

※写真はレオのタイコクラスのチラシ。
またタイコクラスを始めるそうなので、皆さん是非参加してみて下さい。
レオのテクニック&ルックスに、イチコロになること間違いなし!

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