おもしろキャッチフレーズ
時々新聞の本の紹介欄にこんなキャッチフレーズが掲載されている。
「驚くほど精力がつきすぎ、恥ずかしくなってしまった!」
なかなか笑えるフレーズだ。
この本を読み、そこに書いてある事を実践すれば恥ずかしくなる程精力がつくようなのだが、精力がつきすぎるのは恥ずかしい事なのだろうか?
そんなの全然恥ずかしくなんかないし、むしろカッコいい!と私は思う。
前にも記したが、精力が無い人は男女問わず仕事も出来ないし、生命力も無いしで、すでに終わってると思う。
だから精力が無い方がむしろ恥ずかしい事だ。
かなり矛盾したこのキャッチフレーズだが、毎回見る度に愉快な気持ちになる。
まずこの本を購入しようかどうしようか迷ってる冴えないおっちゃんの顔が目に浮かぶのだ。
もちろんそのおっちゃんの表情はかなり真剣だ。
生命力が無いからこの本を購入するエネルギーもきっと無いに違いない。
一生キャッチフレーズを眺めて終わるだろう。
なのでこの本を即購入した人ほど逆に精力がまだまだ残ってるという事になる。
次に実際この本を購入したおっちゃんの顔も目に浮かぶ。
こちらのおっちゃんはただ眺めてるだけのおっちゃんよりは、少しシャキっとしている。
しかし実践してみても恥ずかしくなる程には精力がつかなかった為、このキャッチフレーズに対して“こんなの嘘だ!”と心の中で叫んでいるのだ。
ここで問題なのが、“恥ずかしくなる”とはどの程度以上の精力を言うかだ。
私の基準で考えたら、もし本当にそれだけ精力がついてしまったら普通に生活が出来なくなるし、その状態を恥ずかしいとは表現しないだろう。
このシリーズでもうひとつ、「驚くほど精力がつきすぎ、困ってしまった!」というキャッチフレーズもある。
インパクトは欠けるがどちらかというとこっちの方が正しい気がする。
何はともあれ、こんな本を読まなくたって毎日元気いっぱいに生活出来るよう、日々心掛ける事が大切だ。