デイリーMoccoly

太田屋

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津クラスの参加者に酒屋をやってる方がいた。
去年も親子で参加してくれた方だ。
今年は少し時間があったので、その酒屋に行ってみる事にした。
酒屋は「太田屋」といって、これまた昭和の匂い漂う昔ながらの懐かしい感じの店だった。
お店に着くと、ご家族で迎えて下さった。
ご主人には初めてお会いしたが、髪はオールバックにセットされ、お洒落な眼鏡をかけていて、酒屋とは思えないほど小綺麗にされていた。
素敵な方だ。
ご主人は早速三重の地酒を次々に試飲させてくれた。
何種類か飲んで一番気に入ったお酒を選ぶとご主人は、これを一番うまいと言う人は滅多にいないです。相当な酒好きですね。と言った。
そして、一番うまいと言った酒と同じ種類の更に最上級のやつを店の奥から特別に出してきてくれた。
もう製造はしないからお店には出してないという、純米吟醸の「作(ざく)」という貴重なお酒だ。
お店にもあと3本しかないらしい。
私はそれを買って帰る事にした。
すると突然酒屋のおじいちゃんが何処からともなく現れ、お店で売っている柿を1人につき1個くれた。
そしてすぐに去って行った。
今のは一体何だったんだろう…。
確かにおじいちゃんだったけど…。
状況を良く把握出来ずにいる私。今度はご家族に色紙を渡されサインをお願いされた。
酒屋に私のサインを飾ったとこで、何の価値があるのだろうか…。
ちょっと本当にサインしていいのだろうか…。後から後悔しないだろうか…。
様々な疑問を抱えつつやはりあまり状況を把握してないままサインをした後は、ハイテンション写真撮影大会になった。
益々良く分からない状況になり、私は突然トイレに行きたくなってしまった。
普通ならばすぐ、トイレ貸して下さい。と言うのだが、あれよあれよと言う間いろんな展開が繰り広げられ、気付いた頃には車に乗ってみんなに見送られていた。
この状況で今更トイレ貸して下さいとも言えず、尿意を催したまま太田屋を去った…。

※ちなみに太田屋で購入した「作」は2日ともたず空になった…。
太田屋のみなさん有難うございました!

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