デイリーMoccoly

譲りたい!

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当たり前だが、私は電車で良く席を譲る。
1駅でも座りたがりの私だが、おじいちゃん、おばあちゃん、妊婦さん、赤ちゃんを抱っこしたお母さんなどが乗ってきたら、寝てない限りじゃんじゃん席を譲る。
しかし先日、譲るに譲れない状況に遭遇してしまった。
座席の真ん中あたりに座っている時、おばあちゃんが乗ってきたのだ。
結構な勢いのおばあちゃんだったから、当然座席の一番端の若い女子が譲ると思っていた。
しかしながら彼女は全くおばあちゃんの事は気にせず、優雅に水を飲んでいた。
その隣の人もそのまた隣の人も寝ている。
これは私が譲るしかない!
がっ、前には人が数人立ってるし、私が立ち上がった時に前にいる人が座ってしまったらどうしよう…。
だからって静寂した車内で「おばあちゃんここどうぞー!」と大声で叫ぶわけにもいかない。
これぞまさに!譲るに譲れない状況!
どうしよう…。おばあちゃんは揺れる車内で倒れないように一生懸命に手摺につかまっている。
あぁ、何とかしないと!
おばあちゃん待ってて、今私が何とかするから!
戸惑う私は取り合えず、端に座ってる女に念力を送った。
「譲るんだ。譲るんだ。譲るんだ…」
しかし端の女はボケーっとしているだけだ。
ちょっとあんた、ボケっとしてる場合じゃないよ!
私の念力をちゃんとキャッチしなさいよ!
目の前のおばあちゃんをあんたが助けないで、誰が助けるのさ!
あぁ、おばあちゃん、貴方の目の前の女子はダメだから、私が何とかするまでもう少し待っててね。
あと少しで楽になるからね。
でもどうすれば…どうすれば………。
あっ、鞄を座席に置いたままおばあちゃんを呼びに行けばいいのだ。
それが一番いい方法だ!
そうだ!そうだ!そうしよう!
何故最初に気付かなかったんだろう。
念力なんかしてる場合ではなかった…。
私は何てアホなんだろう…。
私って…私って…私って一体…。
とナイスアイディアの閃きと自己嫌悪の両方に陥っていたその瞬間、電車は次の駅に停車し、空いた座席におばあちゃんは座った…。
あぁ…おばあちゃん…こんな私を許して下さい。
次回同じような状況に遭遇した時には、今回学んだ事を生かし、必ず席を譲ります!
だから是非また会いましょう!

※写真は私の足。
本文とは全く関係無し!

デイリーMoccoly

譲りたい!

090914_0118?01.jpg

当たり前だが、私は電車で良く席を譲る。
1駅でも座りたがりの私だが、おじいちゃん、おばあちゃん、妊婦さん、赤ちゃんを抱っこしたお母さんなどが乗ってきたら、寝てない限りじゃんじゃん席を譲る。
しかし先日、譲るに譲れない状況に遭遇してしまった。
座席の真ん中あたりに座っている時、おばあちゃんが乗ってきたのだ。
結構な勢いのおばあちゃんだったから、当然座席の一番端の若い女子が譲ると思っていた。
しかしながら彼女は全くおばあちゃんの事は気にせず、優雅に水を飲んでいた。
その隣の人もそのまた隣の人も寝ている。
これは私が譲るしかない!
がっ、前には人が数人立ってるし、私が立ち上がった時に前にいる人が座ってしまったらどうしよう…。
だからって静寂した車内で「おばあちゃんここどうぞー!」と大声で叫ぶわけにもいかない。
これぞまさに!譲るに譲れない状況!
どうしよう…。おばあちゃんは揺れる車内で倒れないように一生懸命に手摺につかまっている。
あぁ、何とかしないと!
おばあちゃん待ってて、今私が何とかするから!
戸惑う私は取り合えず、端に座ってる女に念力を送った。
「譲るんだ。譲るんだ。譲るんだ…」
しかし端の女はボケーっとしているだけだ。
ちょっとあんた、ボケっとしてる場合じゃないよ!
私の念力をちゃんとキャッチしなさいよ!
目の前のおばあちゃんをあんたが助けないで、誰が助けるのさ!
あぁ、おばあちゃん、貴方の目の前の女子はダメだから、私が何とかするまでもう少し待っててね。
あと少しで楽になるからね。
でもどうすれば…どうすれば………。
あっ、鞄を座席に置いたままおばあちゃんを呼びに行けばいいのだ。
それが一番いい方法だ!
そうだ!そうだ!そうしよう!
何故最初に気付かなかったんだろう。
念力なんかしてる場合ではなかった…。
私は何てアホなんだろう…。
私って…私って…私って一体…。
とナイスアイディアの閃きと自己嫌悪の両方に陥っていたその瞬間、電車は次の駅に停車し、空いた座席におばあちゃんは座った…。
あぁ…おばあちゃん…こんな私を許して下さい。
次回同じような状況に遭遇した時には、今回学んだ事を生かし、必ず席を譲ります!
だから是非また会いましょう!

※写真は私の足。
本文とは全く関係無し!

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