デイリーMoccoly

明日の神話

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渋谷に行く用事があったので、岡本太郎の「明日の神話」を見に行った。
この絵は過去に現代美術館に見に行った事があるのだが、その時と変わりなく力強い存在感をかもしだしていた。
駅構内に常設された事は凄くいいと思う。
芸術はこのように日常の中にあるからこそ芸術なのだ。
岡本太郎も遠くから、さぞ喜んでいる事だろう。
しかし非常に気になった事がある。
それは警備員がたった1人しかいない事だ。
剥き出しにされているこんな巨大な絵に対して、いかにも弱そうな警備員がたった1人ポツンといるだけなんて、何かあっても絶対に絵を守れないと思う。
美術館の時でさえ、ずいぶん離れたとこに線が引いてあり、そこから少しでも前に出ようもんならすぐ係員が止めにきたのだ。
なのにここでは、無制限に絵に近付ける。
駅だから当たり前だが、駅だけに危ない。
悪い奴らが2人以上で来て、1人がこの警備員を取りおさえたらそれで全てはおしまいだ。
絵にちょっといたずらするくらいなら、中二階の通路から1人でも充分出来る。
何かあったらこの警備員が何処かに連絡をして応援を呼ぶのだろうが、その前に絵は傷つけられるだろう。
何かあってからじゃ遅いのだ。
この巨大な絵を瞬時に守るには、ルパン並の仕掛けを作るか、それが無理ならば、通行人は実は全て警備員だった。というくらいやらなきゃダメだ。
とにかく無防備過ぎるこの状態に、私の心配事がまたひとつ増えてしまった…。

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