デイリーMoccoly

フルーツパフェ

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人生で何度目かのパフェを食べた。
私は喫茶店などでケーキは良く食べるが、良く考えてみるとパフェは滅多に食べない。
しかし今日は非常にパフェが食べたい気分だったので注文した。
しかしこのパフェ、見た目はいい感じだが、何故かほとんどがアイスだった…。これは騙された…。
フルーツとちょっとのホイップクリーム以外は、全てアイスなのだ。
パフェってほとんどアイスだったっけ…。
こんな寒い日に、アイスなんて絶対食べられない。
という訳で、私はフルーツとちょっとのホイップクリームだけ食べて、すぐにそのほとんどを残した。
しかしフルーツやホイップクリームまでもがアイスの影響で冷たくなっており、早速私の体は冷えきった。
もちろんすぐホットティーを飲みほした。
マフラーもぐるぐる巻いた。
しかし全く体が温たまる気配はない。
腰にカイロを貼っていたが、それだけでは足りず、貼らないカイロを鞄から取りだし、手先などを温めた。
せっせと防寒に力を入れている私の目の前で、私の食べ残したアイスだけのパフェを「ゆうこりん」は、うまい!うまい!と言って一気にたいらげた。
ゆうこりんはその前にやはりアイスが乗った厚切りの甘いトーストを食べているのだ。
それに加え更にアイスを食べたゆうこりんだが、ちっとも冷えた様子はなく、それどころか「何だか暑くなってきました!」と言った…。
同じ人間でも、体のシステムって本当に人それぞれだよなァと、私は改めて感じた。
私のこの冷えを暑がってるゆうこりんに分けてあげるかわりに、私はゆうこりんからその暑さを分けてもらいたい。
そうすればお互い有難い。
これぞ助け合いだ。
そんな風に出来れば、前回記したような、“寒さ”に向かってコツコツお願いしなくても済むし、地球温暖化も防げる。
お互いの体温を瞬時に補い合える事が出来るようになるか、はたまたパフェにはアイスを入れないか。
どちらかの実現を心から願う。

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