デイリーMoccoly

ヒップハンガー

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男子は良く分からないと思うが、最近下着専門店などに行くと「ヒップハンガーショーツ」が数多く売られている。
ヒップハンガーとは、股上が浅いタイプで、近年すっかり主流となったローライズジーンズなどのズボンを履く時にパンツが見えないように作られたものである。
しかし私はこのヒップハンガータイプが好きではない。
その理由は大きく分けて3つある。
まず1つに、履き心地が非常に悪い。
フィット感ゼロ、しっくり度もゼロ。
2つめに、お腹が冷える。
股上が浅いという事は下腹丸だしなので、いくらデリケートゾーンを保護してるからって、パンツとしての役割を果たしていない。
そして3つめが大変重要なのだ。
それは、ヒップハンガーではない普通のパンツと同じように堂々と売られている事だ。
ヒップハンガーは昔からあるものではないので、言うなれば新人パンツなのだ。
なのに最近は先輩パンツを差し置いて、お店の過半数を新人パンツであるヒップハンガーがしめている。
私にはこの状況はちょっと理解出来ない。
そんなに人気なのだろうか?
新人は新人なりに、控え目に売り場に居なくてはいけない。
仮に新人パンツの方が売り上げが良かったとしても、やはりそこは先輩を立たせ自分は隅で地味にお客を待たないといけない。
これはあたかも新人パンツの方が格が上だと見なしているお店側に責任がある。もう少し新人を一から見直し、育てるべきだ。
可愛いデザインだなァ。あったかそうだなァ。と思って手に取ると、大抵はヒップハンガーと書いてあり、その度に私は物凄くガックリする。
可愛くても、あったかくても、ヒップハンガーでは意味がないのだ。
過去に、可愛いと思い購入し家ではいたら、新人パンツだった。という苦い思い出がある。
もはやヒップハンガーという表示さえしていない物もあるのだ。
新人のくせにどれだけ偉いのだ!という事だ。
そう考えると、やっぱり我が町亀有の洋品店「コニー」は素晴らしい!
何故ならヒップハンガーを探す方が大変だからだ。
もちろんパンツの好き嫌いは人それぞれなので、新人パンツを好んではいたっていいのだ。
ただ、パンツの世界においても縦社会を決して忘れてはいけない。という事だ。

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