デイリーMoccoly

センセイの鞄

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またこの本を読んでいる。
というのは、この本を読むのはもう何十回目かになるからだ。
数年前に何気なく購入して以来、私は何故かこの本を凄く気に入り、度々引っ張り出しては読んでいる。
一度引っ張り出すと、何週間か枕元などに置いて、お茶する時や寝る前などに、「エイ!」とめくったページやその章だけ読んだりもする。
多分この世界観が好きなんだと思う。
試しに「川上弘美」の別の本も読んでみたが、ダメだった。
この本のみが私の心にグッとくるのだ。
以前映画化されたようだが、私は絶対に観ないようにしている。
自分でこの本の世界をかなりしっかりつくりあげてしまったからだ。
観たら絶対それが崩れてしまい、ガックリするに違いない。
そのくらい、私はこの本の世界観を大切にしている。
何故そこまでこの本をひいきにする必要があるのか、自分でも良く分からないが、この本は一生読み続けていくだろう。と強く感じる。
しかし、ここに記しているのは、是非みなさんに読んで頂きたいからだ。という訳では決してない。
私はこの本の宣伝をしたい訳ではない。
大切な一冊や心に残る一冊というのが、私はこの本なんだ。という事がただ単に言いたかっただけなのだ。

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