デイリーMoccoly

ミミズ

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台所で、「あれ?ひじきみたいな何かが落ちてるけど、ひじきなんて食べたっけなァ…」と思って良く見たら、妙に長くて黒いミミズだった!
うちは土手沿いの家だから、いろんな虫が登場するのだ。
だからミミズごときでは全然驚きはしないが、このタイプのミミズは初めてだったので、ちょっと観察してみた。
この前発見したカリスマアイドルの青虫とは打って変わって、こちらはスマート系のイケメンだが、非常に田舎臭く場馴れしていない感じをかもし出していた。
地方から上京して来たばかりで右も左も分からず、あれよあれよという間に、民家の台所に飛込んでしまったという状態だ。
私が近くに寄ってじっくり見ると、カリスマアイドル青虫があんなに堂々としていたのに対し、この上京ミミズはかなりオドオドしながら、モジモジ動いていた。
携帯のカメラを向けると更に動揺したのか、早く逃げだそうと必死にその場を去ろうとしていた。
「やめて下さい!僕なんか、ただの田舎者ですから!」
という声が今にも聞こえてきそうだった。
確かに田舎者だが、容姿はそんなに悪くない。
しばらく都会の生活をすればすぐに慣れ、イケメンミミズとしてデビュー出来るだろう。
イケメンなのだが、喋るとついつい方言が出てしまう。という可愛い一面が女心をくすぐり、意外とモテるに違いない。
この手のタイプはわりと年上からもウケけがよさそうだ。
年上セレブからいろんな物を買ってもらい、楽な生活に慣れ過ぎて、いつしか田舎の事は忘れていくに違いない。
この上京ミミズに小さい頃から恋こがれてきた幼馴染みミミズの事も多分忘れ去られるのだ。
幼馴染みミミズも上京ミミズが都会でイケメンミミズになっているのを風の便りに聞き、もう二度と戻っては来ない事を悟り、一人シクシク泣くのだ。
人生そんなもんだよなァ〜。
と、ミミズを見ながらあれこれ考えていたら、急に母レイコがやって来て「あっ!本当だ!ミミズがいる!」と言って、ミミズをヒョイと捕まえ、あっさり土に戻してしまった。
上京ミミズよ!亀有の地で立派に成長するがいい。

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