デイリーMoccoly

物凄く蛍光の緑色をした青虫に遭遇した。
しかもかなりデカい為、歩道で一際目立っていた。
虫なのに歩道で目立つなんて、なかなかやる青虫だ。
人間だって存在感がない人は、居るのか居ないのか分からなくて、うっかりぶつかりそうになるのに。
動き方もなかなかいい感じだ。
私が撮影しようと、携帯を近付けフラッシュをたいたら、青虫は急にピタっと止まり、確実にカメラを意識した。
青虫め、なかなか分かってるなァ。
と私は関心した。
もしかして、この青虫は青虫界のアイドルかもしれない。
自分が他の青虫と違ってイケているのを自覚しているに違いない。
ちょっとナルシストでもあるだろう。
きっとモテモテの人生を満喫しているのだ。
チヤホヤされるのに慣れている為、カメラを向けられても一向に怯む事なくポーズまでとったのだ。
この青虫は何処の世界にも必ずいる、まわりとはちょっと違ったオーラを持つヤツなのだ。
撮影後ちょっと進んで振り返って青虫を見たら、やっぱり凄く目立っていた。
青虫界だけにはとどまらず、人間の私をもとりこにした青虫。
あいつは本当にやるヤツだ。