デイリーMoccoly

ソウルパワー♪

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『ソウルパワー』という映画を観た。
これは、1974年ザイール(現在のコンゴ)で開催された、モハメド・アリ対ジョージ・フォアマンの世紀の一戦“キンシャサの奇跡”にさきがけ“ブラック・ウッドストック”ともよばれた世界最強の音楽祭のドキュメンタリー映画だ。
この音楽祭は3日間に渡り繰り広げられ、JBやBBキングをはじめ、アフリカ系アメリカ人ミュージシャンが大結集した。
よくもこんなに集まったなァってくらい集まっていた。
とにかく見所満載でかなり興奮した。
ミュージシャンはもちろんのこと、スタッフやお客さんまで出てくる人々全てがとにかく濃い!超濃厚!
そしてファッションが超お洒落!
ザイールの町中に人々がたくさんいるシーンを一時停止して、みんなが着てる洋服を一人一人チェックしたい!って思った。
JBもBBキングも若かったなァ。
ほとんどのミュージシャンがどう見ても、毎日競馬場で昼間からワンカップ酒を飲んだくれてるオッサンにしか見えないのだが、ひとたびステージに上がると皆凄い勢い!
JBなんかまだ若いから動きが激しすぎて逆に笑えた。
ホントはあんなに動くのね。
無駄な動きとはまさにあの事!
素晴らしい!
ダンサーもたくさん出てきた。
ただ単にカッコイイとか可愛いだけじゃなく、しっかり地に足を付け自分をちゃんと持って踊っているとこが良かった。
当たり前の事だけど、なかなかそういうダンサーっていないからね。
ミュージシャンもそうだけど。
てな訳で映画全体的に私は面白かったとかそういうのを通り越し、眠っていた魂の記憶が甦り懐かしかったというか、あの時代のあのパワーが非常にしっくりきて、逆に今の時代日本に自分が居る事の方が凄く不自然な気がした。
小さい頃から私は黒人を見る度に、自分は何故日本人に生まれてきたのか?
何故黒人じゃなかったのか?
と本気で感じていたので不自然に思うのは今に始まった事ではないが、今回また改めて強くそう感じてしまった。
そしてもしかして生まれる前私は、1974年このザイールの音楽祭にスタッフかお客か、何だか分からないけどいたのかもしれないなァとも感じた。
しかし現在私は日本人に生まれてきたのだから、精一杯我が国日本で自分の使命を果たすのみ!
でもやっぱりブラックパワーは素晴らしい!
もう一回観たいなァ。

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