2011年6月7日 火曜日 0:00 更新
南三陸町その3
志津川高校の避難所の担当者は、山内さんという男性。
電話で打ち合わせをした時の第一印象は、控え目で優しく、とても真面目な方だった。
だから“モッコリー”なんてふざけた名前の私なんかが行っていいのか。。。と、戸惑った。
しかし山内さんは、是非アフリカンダンスを踊りに来て下さい!
と言いい、更に電話を切る時、
それでは、モッコリー&山ちゃんという事でよろしくお願いします!
と言った。
見ず知らずの謎のダンサーをすんなり受け入れ、自分の事を山ちゃんと言うなんて、もしかして結構おもしろ好きなのかも!
私は山ちゃんに会うのが楽しみになってきた。
志津川高校に到着すると、正門からは壊滅状態の町が一望出きる。
見渡す限り本当に何も無い。
東北に来る前に、この正門から撮った津波の映像を見た。
大きな津波に家がのみこまれ流されていくショッキングな映像だったが、それを体験した人々に会いに行くからには現実をしっかりと知らなければいけない。
山ちゃんだって津波を経験した一人だ。
昨日に引き続き、みんなで楽しくダンスが出きるように!
私は高台から願った。
つづく
※写真は正門から見下ろした町。
一見田んぼのように見えるが、ここにあった家が全部流された跡。