デイリーMoccoly

丸松食堂その2

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食堂はかなり小さかった。
中には若いカップルとおじさんの3人がいたが、私達3人が入り計6人で満員になった。
入るといきなり「すぐには出来ないよ〜」とおばちゃんが言った。
おばちゃん一人でやってるのだ。
最初からいた3人もまだ料理を待っている。
これはかなり時間がかかりそうだ。
でも絶対に凄く美味しそうな雰囲気!
豚丼を3つ注文する予定だったが、カップルが注文したうどんを見たらうどんも凄く美味しそうだったので、豚丼2つと肉うどんを1つ注文した。
待ってる間店内を見渡すとメッセージブックがたくさんあった。
日本全国からわざわざこの食堂の豚丼を食べに来たお客さんの写真とメッセージがびっしりと何冊も書かれていた。
ここは相当有名店らしい。
すると5、6人の団体客がやって来たが、入れない事を知ると去って行ってしまった。
これが15分くらいの間何度か繰り返された。
本当に大人気店だ。
おばちゃんは、入れないから仕方ない。待ってたけりゃ待てればいいし、帰りたけりゃ帰ればいい。
と、もっともらしい台詞をはいた。
カッコイイ!
おばちゃんのこの一言で、益々この店は美味しいに違いない!と確信した。
しかしこの店はクーラーも扇風機も無いのに窓が1つしか開いてないから非常に蒸し暑い。
この私ですら息苦しいくらいだ。
この状況でこれから豚丼やうどんを食べたら確実にサウナになる。
私は入り口の引き戸を少し開けた。
すると、ハエが入って来るから開けちゃダメだよ!とおばちゃんに叱られた。
ハイ…すいません…。
よし!こうなりゃサウナで豚丼とうどんにチャレンジだ!
と、固い決意をしていたら肉うどんが出来上がってきた。
見るからに美味しそう!
一口汁を飲んで大感動!うまい!
あまりのうまさに慌てた私は汁を溢し指をヤケドした…。トホホ…。
続いて名物の豚丼登場!
これまたうまい!
私達は全員汗だくになりながら黙々と食べた。
そしておばちゃんに言われるがままに写真を撮ってメッセージブックに記入した。
帯広に行ったらまた絶対に行きたい。
いい店発見!
おばちゃんご馳走様でした!

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