デイリーMoccoly

コルテオその2

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見所は何といっても、あの世界観とミュージシャン達だ。
私はやはりあの世界観は好きだ。
演技をしてる時のその周りの演出なんかも見所のひとつだと思う。
平日昼間に行った為おばちゃんが多かったが、シルクドゥソレイユは是非チビッコ達に観て欲しい。
学校の芸術鑑賞教室などで観せる事は出来ないのだろうか。
劇団員の方には大変失礼だが、劇団〇〇〇。とか、そういう小さな劇団の芝居を観るよりよっぽど充実していると思う。
そして今回50点という得点のほとんどを稼いだのは、ミュージシャン達だ。
シルクドゥソレイユの公演は毎回生バンドを起用している。
なので音楽がなかなかいい。
しかしみんなは舞台の上のパフォーマーに夢中なので、毎回ミュージシャン達はひっそり地味に演奏したり歌ったりしている。
だが、目立たなくてもパフォーマーと全く同じテンションで演奏しなくてはいけないので、プロと言えども精神的に凄いと思う。
ではここで今回イチオシのミュージシャン達をご紹介しよう。
まずは、スネアドラムなどを担当しているパーカッションのお兄さん。
スラッとした長身のお兄さんは、演技に合わせ叩いたりもするので途中何度かステージにも登場する。
他のミュージシャンより目立ってはいたが、淡々とマイペースに演奏していた。
でも実はかなりのスティックさばきだった。
そして誰も見ていないとこでも、スティックを回したりして、常にパフォーマンスをしていた。
リズムの全てをこのお兄さんが握っている。
続いてはボーカルの少し小太りのおっちゃんだ。
このおっちゃんは大きな声を出し、とにかく良く歌う。
楽器を使用してなし、ほとんどずっと立ちっぱなしなので、仕事率は他のミュージシャンに比べかなり高いと思う。
歌と歌の息継ぎの時に、口を大きく開け「シュ」っと喉ぬーるスプレーみたいなのをする動作がなかなかの早技で、見応えがあった。
最後はボーカルの美しいお姉さんだ。
このお姉さんもおっちゃん同様良く歌うのだが、突然歌いながら息を切らす事なく、サーカスの演技をするのだ。
天井から下がっている布に巻き付き、クルクル回ったりするのだが、常に歌っているのだ。
これにはちょっとびっくりした。
普通に演技をしている人々ももちろん凄い技だが、実はこの歌のお姉さんが一番凄いんじゃないか。と私は思った。
という訳でいろいろ記したが、あくまで私が感じた事なので、とにかく気になった方は「大場っち展」同様、一度足を運んでみる事をオススメする。
コルテオは原宿で5月までやっている。

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