デイリーMoccoly

蕎麦屋で

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先日蕎麦屋に行った。
私が入った時、店には、おじさん1人、おじさん2人組、そして男女2人組がいた。
おじさん1人は鍋焼うどんらしきものを食べていて、食べ終わるとすぐに帰った。
おじさん2人組は日本酒を飲みながら蕎麦を食べていたらしく少し長居をしていたようだったが、食べ終わるとやはりすぐに帰った。
気になったのは男女2組だ。
仕事関係か何かの仲間でカップルではないらしいが、お互い気になっている存在らしい雰囲気で、どうやら特に女子の方が男子を好きなような感じだった。
何が気になったかというと、2人共蕎麦を食べるのが異様に遅い事。
というか蕎麦の食べ方が下手なのだ。
蕎麦に集中してズズっと食べるのではなく、ペチャクチャ話をしながらノロノロと蕎麦を食べていた。
蕎麦はそんなのんびり食べるもんじゃない!
蕎麦屋に来たら、サッと食べてサッと帰らなければいけない。
それが蕎麦屋でのルールだ。
それなのに長い時間をかけて蕎麦を食べ、更に食べ終わった後もずっと居た。
今ここでしなくてもいいような話をして盛り上がっていた。

途中買い物帰りのおばさんが1人で入って来た。
そのおばあさんはサッと蕎麦を食べ、先に来た私とほぼ同時に会計をして店を出た。
なのにあの2人は全く帰る気配無し。
私が店を後にする時も、まだペチャクチャと話をしていた。
時間は既に14:30をまわってランチタイムはとっくに過ぎて店はガラガラだったが、だからこそ早く帰らないと駄目なのだ。
ここはファミレスではない。

江戸時代の人があの2人を見たらびっくりするだろう。
気が短くせっかちな江戸の人々は早く食べられるファストフードだからこそ蕎麦を食べるのに、食べ終えてからあんなにのんびりしてる人を見たら、だったら蕎麦を食べに来るな!と絶対叱ると思う。
侍が見たらもしかして斬られてしまう可能性もある。
危ない!

蕎麦屋で長居は野暮だ。
粋に蕎麦を食べられる者だけが蕎麦屋に行くべきだ。

侍に斬られない為にも。。。。。

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