危ない!
先日チャリで帰宅していたら、目の前を超フラフラしたおばあちゃんが歩いていた。
絶対転ぶ!
と思った瞬間、案の定バタッとうつ伏せに倒れた。
やっぱり転んだ!
助けに行かないと!
と思った時、すぐ横のラーメン屋から、ラーメン屋のお兄さんがちょうど出てきて、私より先に助けに近寄った。
「おばあちゃん大丈夫?大丈夫?」
とお兄さんと2人して声をかけたが、おばあちゃんは私達を無視して更に歩こうとして、また倒れた。
「ダメだよおばあちゃん!もう歩けないよ。」
そんな時、更にもう一人買い物帰りのおばさんが助けに加わってくれた。
パジャマ姿で杖をついて、超ヨロヨロのおばあちゃんだったが、顔の表情はしっかりしていて気が強そうな感じだった。
話によるとおばあちゃんは、煙草が吸いたくて吸いたくて、家の人から止められているにも関わらず、環七を渡ったセブンイレブンに煙草を買いに行こうと思って外に出てきてしまったらしい。
煙草吸いたさに外に出てきちゃうくらいだから、こりゃ若い時は結構遊んでたな。
声もダミ声だし、やっぱり芯は強そうだ。
まぁそれはともかく、ヨロヨロのカラダで無事環七を渡れたのが奇跡だ。
危険すぎる!
多分環七を無事渡れたから、力つきて倒れたに違いない。
なんて思っていたら、更にもう一人若い女の人もわざわざチャリから降りて助けに加わってくれた。
さすが亀有!
とにかくおばあちゃんを帰さないと。
家はすぐ近くのマンションだったが、家には誰もいないらしい。
そこでラーメン屋のお兄さんがおばあちゃんをおんぶして、私が杖と鞄を持ってマンションまで輸送。
お兄さんがいてくれて良かった!
この日ばかりは、男子の逞しさを実感した。
女子だけだったら、おばあちゃんをおんぶして運んだり出来ない。
お兄さんとお互い、有難うございました。
と言い合って私達は解散した。
しかしあのおばあちゃん、足腰以外はしっかりしてるから、一日中一人で家の中でジッとしてるのは堪えられないんだろうなァ。
何だかやるせない気分になった。。。。
でも、こういうお年寄りっていっぱいいるんだろなァ。
どうにかならないもんかなァ。
とにかく自分のおばあちゃんには今まで以上に良くしてあげよう。
そう改めて感じた。
※写真は転倒現場。
転倒時は夕方以降で真っ暗で、自転車の通りもかなり激しかった。