デイリーMoccoly

コルテオその1

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シルクドゥソレイユの「コルテオ」を観に行った。
シルクドゥソレイユの世界観はわりと好きで、最初に生で観た「アレグリア」が結構インパクトがあった。
しかし次に生で観た「キダム」は全く良くなかった。
という訳で今回の「コルテオ」は、アレグリア以上ではななかったが、キダム以下ではなかったという事で、私の採点は50点だ。
50点しか獲得出来なかった大きな要因は、エンディングがダメだったという事にある。
「えっ…まさかこれで終わり!?」というエンディングだった。
なんか勢いに任せた、手抜き工事気味に感じた。
ちょっとあれはないよなァ〜と思う。
エンディングは一番の要だ。
終わり良ければ全てよし。と言う文句の通り、終わりが良ければ途中多少つまらなくても、大抵はスッキリする。
せっかくここまでこだわって演出してきたのに、あの終わり方で良しとしたなんて、私はちょっとショックだった。
それから途中にちょこちょこ外国の出演者が日本語を話すところが非常に気になった。
特に日本人の出演者が自分の演技以外で外国人に混ざりいろいろ日本語で演じる場面が多々あるのだが、あれは本当に要らなかった。
日本語を話した瞬間に、今までの世界観が台無しになり一気に現実に戻ってしまうからだ。
言葉が通じなくても目で観れば大体分かるのだから、本来の演出通り英語やフランス語などで話すべきだ。
日本人の彼が妙に浮いてしまい、逆に可哀想に感じた。
ただ私とは真逆に、外国人が日本語をちょっと話しただけで、まわりのお客さん達は何故か非常に喜んで大笑いしていた。
私は今回に限らず、いろんな場所で常々この感覚が全く理解出来ない。
何も面白い事は起こっていないのに…。ただ日本語を喋っただけなのに…。
日本人のお客さんがあんなに爆笑するから、演じる側も良かれと思って日本語の過剰サービスをしてしまうのだ。
これは双方にとって非常に良くない。
どうにかならないもんかなァと思う。
全体的には衣装や演目が今までよりシンプルで、ちょっとネタが尽きた感じも見受けられたが、逆にそれが狙いだったのかもしれない。
しかしもちろん良い部分も沢山あった。
という事で、次回はコルテオの見所をご紹介しよう!乞うご期待!
つづく

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