デイリーMoccoly

桜町温泉

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そういえば山鹿にいる時に超ローカル温泉に行った。

午前中に行ったのだが、すでに浴場は常連のおばちゃん&おばあちゃん達で賑わっていた。
毎日来ているだろうおばあちゃん達が、楽しそうに井戸端会議に花を咲かせている。

何だか非常に入りずらい空気だ。。。。
新参者の私がここに一人で入って行くのはかなりの勇気が必要だ。
今までいろんなローカル温泉に行ったが、ここまで入りづらい空気が漂っている浴場は初めてだ。
モジモジしながら入るタイミングを見計らう。
裸のままで怪しい動きをする私。
そして勇気を振り絞っていざ浴場へ!

私が入ると同時にみんなの会話が止まり、一斉に視線が集まってきた。
やはり。。。。
これはかなり気まずい。。。。
しかしもう入っちゃったんだから、堂々といこう。

「あっ、どうもこんにちは。。。」

なんて、意思とは正反対に全然堂々としてない弱々しい挨拶をした為、みんなすぐに井戸端会議を再開した。

マズい。。。。
こりゃいよいよマズいぞ。。。。

みんなの視線を気にしつつ、桶と椅子を持ってシャワー前へ。
だいたい常連が必ず持って入る入浴セットのかごを持ってない時点で私はアウトだ。
でももう後には戻れない。

シャワーを無事確保し取り合えずシャワーを浴びる。
普通ここまでくればもう大丈夫なはずなのだが、みんなの視線が痛い。
今度は浴槽に入るのが第二関門になってきた。

必要以上に時間をかけてシャワーを浴びる私。
しかしシャワーがぬるくて、浴びれば浴びる程寒い。
そろそろ浴槽に入りたけど今じゃない。
無意味にぬるいシャワーを浴び続けるる私。
しかしさすがにこれ以上シャワーを浴びていたら風邪をひきそうだ。
私は再び勇気を振り絞って常連方がいる浴槽に入った。

すると視線の先に私をガン見してるおばあちゃんが!
このおばちゃんの視線がさっきからずっと私の背中に刺さり痛かったのだ。
なるほど。謎が解けた。

しかし謎は解けたが、今度は浴槽につかっている時間どうすればいいのか、またしてもモジモジした。
私だけ会話に参加していない完全な仲間外れ状態で、一人ぽつんと取り残された。
仕方なく壁に貼ってある「入浴の心得」というのを見た。
すると、「浴槽で入れ歯を洗ってはいけない」と書いてあった。
斬新な注意書きだなァ。。。と、しばらくその注意書きをじっくり読んだ。
そしてまたすぐにやる事がなくなってしまったので、今度は顔のマッサージをして時間を潰した。

常連者達は相変わらず楽しそうにお喋りしている。
更に後から常連が入って来て益々楽しそうだ。
山鹿弁が凄い勢いで飛び交っている。
いいなァ。私もお喋りしたいなァ。

と考えながらぼんやりと湯船につかっていたら、常連者は次第に脱衣場に上がって行った。
しまった!今度は次脱衣場に行くのが第三関門になってきたぞ!

嗚呼。。。こんなに落ち着かない温泉は初めてだ。
何故私はこんなにビクビクしなくてはいけないのか。
温泉に入りに来たのにちっとものんびり出来ないじゃないか。

初対面の人と喋るのは得意な私なのに、ここではいつものようにはいかない。
恐るべし山鹿!
一体あと何回行けば常連と交じれるようになるのかなァ。。。。。

山鹿に行ったら懲りずにまた行ってみようと思う。

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