デイリーMoccoly

松本城

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うなぎちまきを食べた後、松本城に行った。
お城を見に行くのは多分初めて。
お城ってどんな風に楽しんだらいいのだろう。
なんて思いつつも、とにかくお城の中に入って最上階までのぼってみることにした。

するとお城の入り口付近に何故か熱心にヨーヨーをする外国人が数名いた。
何でわざわざここでやってるんだ?
松本城入り口でヨーヨーをすれば腕が上がるとかチャンピオンになれるとか、そんなジンクスがあるのだろうか。
入場料を払ってまでここでヨーヨーをするって、異国の人はさすがだなァ。

異国のヨーヨーマン達を横目に、いざ松本城へ。
いきなり入り口から急な階段が待ち構えていた。
そして中も階段は全て急だった。
昔の人は本当に足腰が強かったんだなァ。
黙々と急な階段をのぼって最上階の6階まで行った。

6階には私達同様黙々と階段をのぼって来たのであろう人々が、だらしなく床に座っていた。
そのだらしなさ感は何ともコッケイだった。
この日は猛暑でお城の中も蒸し暑かったから、だらしなくなるのも良く分かる。
昔の人達も猛暑の日はだらしなくしていたに違いない。
私達も早速だらしなく座る。

ふ〜。
だらしなく座ると気持ちがいい。
だらしないって素晴らしい。
そのかわりもう二度と立てなくなるのがたまにキズ。
「だらしなさ」は「やる気」にあっさり勝利する。
人間のやる気なんて所詮大したことないと思い知らされる。
特に私のやる気は何においてもほぼ皆無。
唯一、だらしなくするやる気だけはあるが。

このまま座っていたら、多分ここに宿泊する事になりそうだから、根っこが生えないうちに立った。
これが精一杯の私のやる気。

帰りも黙々と階段を降りた。
相変わらず急な段差で怖い。
昔の人は本当に足腰が強かったんだなァと、のぼって来た時と同じ事を考えた。

出口を出ようとすると、なんとまだあのヨーヨーマン達がヨーヨーをしていた。
必然的に見てしまう人々を勝手にお客と見なして腕を磨いているのだろうか。
もう何を考えているのかサッパリ分からない。
というか、別に分かりたくもない。

外は更に暑くなっていた。
焦げてしまいそうだ。
松本城前で記念撮影をして松本城を後にした。

ヨーヨーマンとだらしなく座る人々と焦げるような暑さが思い出に残った松本城。

異国のヨーヨーマン達に幸あれ。

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