使命
本屋で何気なく見掛けて面白そうだから買ってみた本「私の夫はマサイ戦士」。
題名からして面白そうだ。
しかも帯には、私が「第二夫人」になったのには理由があった。
と書いてある。
第二夫人!
非常に興味をそそられる。
という事で早速読んでみると、予想以上にとても奥深かった。
まずマサイ族の事が良く分かった。
例えば「マサイ族の全て」という本があったとしたら、そんなものを読むより断然マサイ族の事が良く分かるはず。
そして何より、人間が生まれる時にそれぞれが持ってくる「使命」というものを痛感した。
作者の真紀さんは物凄い使命がある人なのだ。
マサイ族にとって真紀さんは必要不可欠な存在と言っても過言ではないくらい、真紀さんとマサイ族は切り離せない関係なのだ。
第二婦人に食い付いて本を購入した私だが、読み進めるうちに第二婦人とかそんな事はどうでもよくなった。
一人の人の人生ってこんなにも意味があるものなのか!
出会いとは必然的以外何ものでもない!
と改めて人間の何気ない日々の営みに感銘を受けた。
という事は私達はみんな真紀さんと同じくらいに使命があるのだ。
だから一人一人の存在は本当に凄い。
そこで私が亀有に生まれて来た使命って一体何だろうか考えてみた。
私にだって大きな使命があるはずだ。
しかしいくら考えても「カメアリ」をバラバラにしてくっつけたら「アメリカ」になるという事に気付いた事しか浮かんでこない。
まったくくだらない。
そしてこの真紀という名前だが、実はあのダサいまこっちゃんと同じ名前なのだ。
本文で何度も繰り返し出てくる真紀という文字を見る度に、ダサいまこっちゃんが脳裏をよぎり力が抜けた。
私もそうだか、まこっちゃんの使命って一体何だろう。。。。。
※もしこの本を読んでみようと思った方は、一章追加されている文庫本の方をオススメします。