デイリーMoccoly

自分と音楽と宇宙が一体となってる人

マイルス・デイヴィスのドキュメンタリー映画を観た。
マイルス・デイヴィスと言えばそれまでの私は、生真面目でちょっと根暗で影があるという印象だった。
それは多分ミュート・トランペットのあの音色と寡黙に淡々と演奏している映像しか見ていなかったからかもしれない。
あの繊細な音と陽気がどうも相反する感じがした。
しかし映画を観たら、彼ほど人間の本能丸出しの「ザ・人間!」はいないと思った。
自分の音楽と直観のみに全神経を注いで生きた人。
人間に生まれてきたからにはこうでなくっちゃ!
というくらい、人間のお手本のような人。
私の薄っぺらくてしょうもないマイルスへの印象はただのアホだと感じた。
「私は生かされている」と言う言葉をよく聞くが、マイルスこそ生かされていた。
いろんな星の宇宙人から引く手あまたで数多くのメッセージがバンバン来ていたに違いない。
ドラッグ中毒でダウンして復帰不可能となっていた時期に度々宇宙人に連れて行かれたと思う。
じゃなきゃ、何度もダウンして復帰する度にどんどん進化してパワーアップするなんて普通は出来ない。
最後はもうほぼ宇宙人だったと思う。
すでに地球での活動だけでは満足していなかったはず。
直観のみで生きている人は強いし本物だ。
マイルスが音楽を通じてこの世での役目を果たすまではどんなに弱っても死ななかったし、宇宙エネルギーが死なせてくれなかったのだ。
映像なのにも関わらず、マイルスからは強力な波動が放出されていた。
それがスクリーンを通じてガンガンこっちに押し寄せてきて、私のカラダは熱くなり細胞がパチパチ弾けた。

自分と音楽と宇宙が一体となってる人。
それがマイルス・デイヴィスだった。

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