デイリーMoccoly

信じる者は救われる。

花巻から飛行機でひとっ飛びして札幌到着。
小型機は満席だったが、なんと!女子は私を含めたったの4名!
その他はサラリーマンで、機内はなかなか異様な雰囲気だった。
私は飛行機に乗る時、必ず確認している事がある。
それは同じ飛行機の搭乗者がいざとなった時に助けてくれるかそうでないか・・・・
という事をチェックをする事だ。
私は年間を通してわりと飛行機に乗っているが、毎回飛行機が何事もなく無事に到着出来る事を祈っている。
その甲斐あって今まで大きな飛行機事故には遭遇していないが、台風の目の中に入ってジェットコースターなみに上がったり下がったりを繰り返したり、離陸から着陸までの間ずっとガタガタと大きな揺れが続いたりと、過去に『墜ちる!』と思った経験は多々ある。
だからもしもの時は機内の人々が一丸となって助け合わなければいけないので、ついつい余計な想定をしてしまうのだ。
もちろん人は見かけによらないが、まず搭乗前にロビーの椅子に座っている時、どんな人が同じ飛行機に乗るのかを一通り確認する。
そして座席に向かう機内の通路で既に着席している人を再度確認して、座席に着いたら隣の人や周りの人を確認するのだ。
どこをチェックしているかというと、ますはビジネスか旅行か単独か複数かといった基本的な情報。
次にその人々の服装や持ち物。
どんな格好をしていて、どんなお土産をどのくらい買っているのかを見れば、多少なりともその人の性格がつかめるのでこれは重要な手がかりになる。
次に言動をチェックする。
携帯をいじっているのか、音楽を聴いているのか、本を読んでいるのか、何かを食べているのか、寝ているのか、ボケっとしているのか。
誰かと会話をしていたら、ちょっとだけ内容を聞いてみたり。
あとはその人から醸し出ている雰囲気を感じ取れば、最低限の人となりが伺える。
今回はほぼ全員サラリーマン。サラリーマン祭りだ。
年代は30代後半~50代後半くらいだろうか。
サラリーマンってどうなのだろう・・・・。
正義感が強いとは思えないが薄情でもないはずだ。
私の隣に座っていたサラリーマンは定年間近の先輩。
落ち着いた雰囲気でちょっと安心したが、機体が揺れた瞬間シートベルトをしっかり締め直していたので、いざとなったら一人で逃げてしまう可能性が高い。
周りのサラリーマン達もあまり頼れる感じではなかった。
どうしよう・・・・大丈夫か・・・・。
と一瞬怯んだが、いざとなったら守ってくれるはず!団結して男気を見せてくれるはず!
もうそう信じるしかなかった。
いろいろあれこれチェックしても最終的には同じ飛行機に乗った者同士、信じるしかないのだ。

信じる者は救われる。

サラリーマンを信じたら無事に札幌に到着した。
嗚呼良かった。良かった。

o 無題
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