デイリーMoccoly

ビクトリーブーケ

昨年末から部屋にちょっとした花を飾るようになった。
買いに行くのは近所の馴染みの花屋さん。
その季節やテーマに沿った立派なミニブーケを、たった500円で作ってくれる。
今月の初めもたまたま花屋さんの近くまで行ったついでに買いに行った。
するとなんとその日は、パラリンピックの表彰式の時にメダルと共に選手に渡す
「ビクトリーブーケ」を作ってくれた!
えーーーーーっ!!!
超嬉しい!
毎日パラリンピックを観ながら人間の無限の可能性と選手達から発せられる高い波動を
改めて実感していたとこだったから、物凄く感激した!
金、銀、銅の選手がもらうブーケを、日々自由に好きなように生きている私が亀有で
受け取れるなんて夢のようだ。
と同時に、いくらお金を払っているからとは言え、申し訳ない気持ちになった。
視覚障がいの選手はブーケをもらうと、だいたいみんな花を触ってから香りを嗅いでいた。
そんなシーンを観ていたもんだから、尚更嬉しい。
私も香りを嗅ぎながら、メダルを獲得した選手達に思いを馳せた。
どうやらこのブーケには深い意味が込められているようで、店長さんが詳しく説明してくれた。

ブーケには東北復興の思いが込められ、東日本大震災の被災地で育てられた花が使われていて、
福島県の「トルコギキョウ」、岩手県の「リンドウ」、宮城県の「バラ」で作られている。
オリンピックのものからデザインが変更され、葉の広さが特徴の多年草「ハラン」で包んで、

落としても花びらが散りにくいように配慮されている。
制作には障がいがある人も担当している。

そんな情報全然知らなかったし、知ってる人の方が多分少ないと思う。
そしてよく見たら、店頭には本物サイズのビクトリーブーケが展示してあった。
なんという素晴らしい取り組み!
この花屋さんはいつも植物の情報を細かく丁寧に分かりやすく教えてくれるので、行く度にとても
勉強になって楽しい。
しかし今回のこのビクトリーブーケの販売については、いつも以上にアッパレだ!
さすが我が町亀有!
誇らしい。
そんな花を部屋に飾れて光栄だ。

ページの先頭へ戻る