とってくん
先日「取手」に行った。
亀有から常磐線1本で行ける取手だが、もしかしたら初めて降りたかもしれない。
駅に到着して一番最初に目に飛び込んできたのが、下記の写真のキャラクター。
一瞬、何のカタチ・・・？
と思ってよく見たら、なんとドアの取っ手のキャラクター「とってくん」だった。
とってくん！
とってくん！
とってくん！
取手だからとってくん！
ギャーーーーーーーーーーッ！！！！！！
大騒ぎする私。
とってをキャラクターにしようってトリッキーにも程がある。
前衛アートでもこんな発想ない。
可愛いくしてあるけど、これはかなりのアングラキャラだ。
しかもこのとってのカタチは最近のとってだから、前と横のバランスがおかしな事になっている。
一体どこが正面なのか、多分作者も迷走しているに違いない。
プロフィールもなかなかの内容。
口癖や好きな食べ物や好きな言葉が凄まじい。
まだ改札を出る前なのに、とってくんにやられて頭の中はすでにとってくんでいっぱいだ。
こんなにとってくんにやられているのに、私以外の人々は普通に通り過ぎている。
何故！！！
こんなトリッキーなものが目の前にあるのに！
あれ？って事はもしかしたら、取手在住の人でもとってくんを知らない人がいるんじゃないか！？
えーーーーーーーーーっ！！！！！
それは絶対ダメだ！
絶対あってはならない事態！
ちょっと！ちょっと！ちょっと待て！
オイ！そこのサラリーマン、このとってくん知ってる？
何食わぬ顔で通り過ぎて行く人々に片っ端から声をかけて、とってくんを認知してるか確認したくなってきた。
取手に到着してまだほんの数分足らずで、とってくんを知り、とってくんに驚かされ、挙句の果てにはとってくんの知名度を心配する私。
この時点でまだ改札を出ていない。
一体私は何やってんだ・・・。
一瞬我に返った隙を見計らって改札を出たが、目の前にあった数台のガチャガチャでとってくんのガチャガチャを無意識に探す私。
あっ！ヤバイ！
完全にとってくんに支配されてしまった。
