デイリーMoccoly

お気に入りのCDアルバム その1

どんな音楽を聴くのですか?
と、よく質問される。
基本的に何でも聴くが、邦楽も洋楽も昔の方が好きだ。
コンピューターで作る今時の音楽は苦手。

てな事で、今年は毎月1枚ずつ私のお気に入りのCDアルバムをご紹介していこうと思う。
でも決してオススメしている訳ではなく、あくまで私が好きなアルバムを一方的に発表していくだけなので、
あたたかく見守って頂きたい。

では早速いってみよう!
記念すべき1枚目は!

『NINO FERRER』の【DE NINO A FERRER】

これは黒人音楽をこよなく愛して止まないイケメンイタリア人「ニノ・フェレール」のベストアルバムで、
大好き中の大好きな1枚。
ニノ・フェレール本名は「ニノ・フェラーリ」。
って、こっちの方が芸名っぽい名前。
イタリア生まれだがフランス生活が長く、ほとんどの曲をフランス語でシャウトしながら歌っている。
フランス語でシャウト!
そんな人はいない。
なんてイケているのだろうか。
その証拠にこのアルバムの1曲目のタイトルは『黒人になりたい』。
そのまますぎる!面白すぎる!
これだけで私はもう完全にやられてしまった。
その他、『毛沢東と俺』や『干し鱈』といった曲もあり、メロディーといい、歌詞といい、声といい、
どれを取っても魂の底からテンションが上がる。
時々ニノが狂ったように奇声を発したり、バックのホーンセクションがずれてたりと、突っ込みどこ満載なのもたまらない。
しかも最初に聴いた時、どの曲も初めて聴いた気が全くしなかった。
聞き覚えがあるというか、懐かしいというか、落ち着くというか、私の凹(ぼこ)の部分にピッタリはまってしまったのだ。
ある時ニノが音楽番組に出演している動画を見たら、螺旋階段からわざと転げ落ちて、寝っ転がったまま歌っていた。
超イケている。
他にも、客席に無理矢理乱入しながら歌っていたものもあった。
もちろんお客は迷惑そうにしていたが、そんな事は全く眼中に入ってない様子のニノ。
これまた超イケている。
明らかに浮世離れした存在だが、その中にも植木等のようなお洒落で軽快な品あるおバカ要素も兼ね備えていて
本当にナイスパフォーマンスだった。
あれがブサイクだったら完全にヤバいが、イケメンで天才だから全てよし。

そんなニノを是非生で観たいとこなのだが、90年代に麦畑でライフル自殺をしてしまい、すでにこの世にはいない。
非常に残念だがゴッホと同じ死に方をしたニノ。
それを知った私は益々好きになってしまった。
やっぱり天才だ。

ニノ・フェレールよ、あなたの音楽に会えて良かった!ありがとう!

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