デイリーMoccoly

仏像

「みちのくいとしい仏たち」の展覧会に行ってきた。

展覧会解説の一部
『北東北地方の村々の小さなお堂や祠などにある素朴でユニークな仏像や神像。
仏師でも造仏僧でもない、大工や木地師の手による民間仏。
端正な顔立ちや姿のご本尊と違って、煌びやかな装飾はその彫りの拙さや
プロポーションのぎこちなさは、単にユニークなだけではなく、
厳しい風土を生きるみちのくの人々の心情を映した祈りのかたちそのものと言えます。』

コレ前から超気になってた展示。
会場に入った瞬間可愛いく垢抜けた仏像たちに癒されながらも大爆笑。
他の人は真剣に見てたけど、私はとてもそんな真顔では見られない。
ニヤついた仏像。
正座してピースしてる仏像。
キダタローやシャネルズやジェームスブラウン似の仏像。
近所の飲み屋でいい気分になってるおっさんのような仏像。
明らかにやる気がない仏像。などなど。
ギャハハハハー!
一緒に行った母レイコとずっと大はしゃぎ。
仏像たちもきっと笑って見て欲しいはず。

東北の人って自分の思いを内に秘めながら、
極寒の中じっと淡々と生き抜く!
という印象があるから、こんな砕けた表情の仏像を
彫るという事がちょっと意外だった。
もしかしたら昔から東北人の根底には『遊び心』があるのかもしれない。
岩手にご縁があって10年以上通っている私は妙な親近感と喜びが込み上げてきた。

帰宅後、パンフレットに載っていた仏像を切り取ってトイレのドアに貼った。
見守られている感がハンパない。
と同時に物凄い安心感。
日々の生活が一気にグレードアップ。
毎日トイレに行く度に手を合わせて

おはようございます!
おやすみなさい!
行ってきます!
よろしくお願いします!
いつもありがとうございます!

などと声を掛けている。
この仏像ホントにいいなァ。
彫ってくれた人ありがとう!
亀有のアパートの一室で写真の切り抜きとなって
2024年の今もなおパワーを放っています!

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