デイリーMoccoly

中学の卒業文集の作文

実家から中学と高校の卒業文集が出てきた。
そこに記してある私の作文は、どちらも他の人と全く違った超個人的なピンポイント過ぎるエピソードだった。
特に中学の作文に関しては、某病院(文集にはしっかり病院の名前が書いてある)の院長先生が
やぶ医者だという事が刻々と記してあり、よくもこんな嫌がらせのような文章を載せてくれたなァと
改めて卒業文集の意義について考えさせられた。
今だったら炎上間違いなし。
当時がいかに平和だったかを物語っている。
という訳で、その問題の中学の卒業文集の作文をご紹介しようと思う。

================

【〇〇病院のおやじ】←実際には病院名が書いてある

長年〇〇病院を愛用している人には悪いが、どうも私は昔からやぶ医者で何か騙されそうで近寄れない。
そう思い始めたのも、昔父が盲腸の手術をする時麻酔が効く前に切って「痛ーーーい!!!」

と大騒ぎした事件がきっかけである。
しかし中2の冬あまりの具合悪さに近くの〇〇病院に行くはめになってしまった。
中に入ってびっくりした。
患者さんが一人もいない。
これは一体どういうことなのか説明して欲しかった。
でもすぐ診察室に入れた。
すると院長が出て来たが、どっからどう見ても危ないおやじである。
私はとにかく具合が悪かったので院長の顔より何より体の状態を訴えた。
その瞬間予期せぬ答えが返ってきた。

「妊娠してるんじゃないの?」

おいおい新鮮な15才の体に向かって何を言ってるんだこのおやじは。

「何か心当たりがあるんじゃない?」

などとまだ懲りずにほざいている。
そんなもんあるわけないに決まっている。
私はその時点で具合が悪いのを忘れて、いつも行っている病院のやさしい院長先生の素敵な笑顔を思い出して、

少し遠くてもやっぱりいつもの所へ行けば良かったとメチャクチャ後悔していた。
しかもその後お腹の具合をみる為にズボンを脱いでベッドに横になってと言われ、

院長にパンツを見せるハメになってしまい、挙句の果てには半分くらいパンツを下げられてしまった。
それにしても、いい加減な診察のくせして次の日なぜか薬が効いてしまったのが非常に悔しい。

================

ちなみに “将来の夢” の欄には

「ヌード写真集を世界に出し、マドンナをやっつける!」

とあった・・・。
完全にふざけてるし、なめてんなアタシ。
って、今と何にも変わってないか・・・。

※写真は小学校か中学校の図工の時間に木で作った壁掛けプレート。
文字が間違っている。
“シェケナベイベー” って彫りたかったのだろう・・・。
内田裕也さんスイマセン。


ページの先頭へ戻る