デイリーMoccoly

サミロウと私

柚木沙弥郎。(ユノキサミロウ)
型染めの第一人者であり、版画、絵本、立体作家。
97歳にして未だ現役。
私、涙が出る程、鳥肌が立つほど、魂が揺すぶられるほど、60兆の細胞が大騒ぎするほど、大好きなんです。
先日、市川で開催されている、柚木沙弥郎「絵本の仕事」展に行って来た。
感染対策で日時予約制だった為、来場者はほんの数名。
お蔭でゆっくり観れたが時間制限40分・・・。
全然足りなかった。
もっともっとサミロウ空間に身を置きたかったし、もっともっとサミロウの波動を感じたかった。
数年前に染色工芸の展覧会に行った時も、会場を出たくなくてグルグル何周もした。
あの日も、このままサミロウの世界に迷い込んで抜け出せなくなって欲しい!
と誰ともなしにそう願った。
そして今回、絵の中に入りたい!そこで一生暮らしたい!
と思った。
亀有とか日本とかアメリカとかアフリカとか地球のどこかとか、なんなら宇宙とか、そんな現存する場所は私にとってただ一時の止まり木に過ぎない。

私が求める居場所は、サミロウの作品の中。

それが明確になってしまった。
これは結構大変な事が判明してしまったぞ。
一体どうすれば・・・。
もう常にサミロウの作品の中で生活してるイメージで過ごすしかないのか。
24時間365日瞑想状態で過ごすしかないのか。
カラダは亀有にあっても魂だけを作品の中に飛ばせばいいのか。
いっそうの事サミロウのカラダに寄生するとか。
・・・なんて、もはや楳図かずお先生の世界。
ただのヤバいファン。

サミロウに迷惑が掛からない程度にサミロウと一体化するにはどうすればいいのか・・・。

ますは一旦寝る事にしよう。

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